はとバスは11日、男性のバスガイド候補生を採用すると発表した。バスガイドといえば女性を思い浮かべるが、男性バスガイドは「はとバス史上初」(広報室)。順調にいけば4月から乗務する。
2019年度はバスガイド候補生26人が入社予定で、うち2人が男性。いずれも18歳。
長崎県出身の松尾龍治さんは「修学旅行でバスガイドという職業を知り、冷静にしっかりと案内をしている姿を見て強い憧れがあった」、東京都出身の三国蘭さんは「人を引きつけ、たくさんの喜び、感動を提供できるガイドになりたい」と話している。
男性のバスガイド志望はこれまでもあったが、選考基準に達しないことから採用を見送っていた。2人について「女性同様、気品とおもてなしの心を兼ね備えた男性バスガイドに育成する」と意気込む。
12日仮入社し、机上や車上訓練を行い、4月1日の入社式に臨む。その後、テストを経て、4月下旬が初乗務となる。
また、入社3年目のバスガイドが大型2種免許を取得し、3月8日に運転技能職の登用試験に合格。4月1日にバスガイドから運転手に職種する。バスガイドから運転手になるのは同社初。